●例題作成に利用した問題
筆者は、本書の本文著作及び例題作成のために、[2019年][2020年][2021年][2023年]の4回、G検定試験を受験しました。本書の例題は、その経験をもとに製作したものです。毎年出題される問題が画一ではないのですが、4回中3回出題された問題も結構多く、そのような問題は今後も「ほぼ必ず出る」と思って構わないでしょう。出題された回数は、★の数で示します。また、[2023年]に出題された問題は、その前の問題と若干傾向の違いがあるので、★を☆に変えてあります。また、新規に作成した問題には★はついていませんが、「今後出そう」と思われる問題です。

●短答四択問題は穴埋め問題化できるものは穴埋め問題化する
四択問題の多くの問題は、選択肢の構成が次のようになっています。
- 正解
- 正解ではない微妙な誤答
- まったく見当違いな選択肢×2
このような問題では、例題に4つの選択肢を掲載すると、「読まねばならぬ文字数」が過大になります。また、一番大事な「正解のイメージ」が頭に残りません。四択問題のトレーニングには、「唯一の正解を答えさせる穴埋め問題」が適しています。また、「誤りの選択肢が全く異なる単元の内容から作られている」ことが多く、これは、正解周辺の学習の妨げになることになります。

●長文四択正誤問題は穴埋め問題・正誤問題に書き替える
短答四択正誤問題は穴埋め問題化するとしても、長文四択正誤問題は物理的に穴埋め問題化できないものがあります。長文問題であるため、誤答選択肢の読むのも大きな負担なので、できれば穴埋め問題に書き換えるか、全選択肢の正誤を判断させる問題に書き換え、正解だけを選ぶより、全問読むことで得られる知識量(知識イメージ)を増やして学習効果を引き上げます。さらに、次の工夫で問題文を記憶に残します。
- 穴埋め問題では空欄を原問より増やす
- 正誤問題では重要語句を[ ]で囲む
まず長文四択正誤問題を穴埋め問題化した例を右に示します。これは、穴埋め問題化して当該箇所に答えを埋め込んだものです。読むべき文章量が激減し、問題がどのように出題されるかがわかるようになります。

次に、長文四択正誤問題を単一正誤問題に書き替える例を右に示します。
なおこの際、解答を選ぶのに必ずしも必要ではない前文・中文・後文はできる限り省くことで、読むべき文章量を激減させ、問題の本質を顕在化させて、イメージを頭に焼き付ける効率が上がります。
●「不適切な選択肢」を問う問題は改題する
「不適切な選択肢を問う問題」は、受験生を混乱させるためのものであり、そのまま問題を研究・学習しようとしても効率が悪いので、本書ではかならず、「すべての選択肢の正誤を判断させる問題」に書き換えます。上の問題は、「不適切な選択肢を問う問題」なのですが、正解選択肢以外の選択肢が不適切である(正しい)ことは明らかなので、単一正誤問題化しました。

●例題の文章を本文に埋め込む
学習効果を上げる最善の方策は「問題に出た文章を本文に埋め込む」ことです。G検定の問題は同じ問題が何度も出題されるので、その問題文を見慣れた方が解きやすいのは当然であって、その文章が本文にあった方が見慣れるます。
本文に埋め込んだ文章には、右図に示すように、「黒下線」を施してあり、逆に本文に問題文を埋め込めない種類の問題、少し応用度合いが強い問題は、問題の★の後ろに▼を付してあります。